使いすぎには要注意! クレジットカード現金化のコストをおさらい

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カードローンやキャッシングでは利用時に「金利」を、クレジットカード現金化では「手数料(商品の購入時と売却時の差額)」をそれぞれ支払う必要があります。
当ページではクレジットカード現金化の「コスト」にフォーカスを当て、利用時に必要となる可能性があるお金・費用を分かりやすく解説してまいります。
クレジットカード現金化を利用したことでさらなる生活苦に陥らないよう、ご利用前にしっかりと確認しておきましょう。

クレジットカード現金化の費用

クレジットカード現金化の費用

クレジットカード現金化は「物を買う→売る」ことで現金を得る金融取引です。
具体的には「ショッピング枠で10万円の物を購入し、9万円で売却することで現金を得る」といった流れとなり、差額の1万円が言わば利用手数料のような位置づけとなります。
クレジットカード決済となりますので、当然商品代金は後日クレジットカード会社より請求され、上記の例だと1か月から2か月後に10万円が請求される格好です。

クレジットカード会社によっては分割も可能ですが、VISAカードやJCBカードでは3回以上の分割だと手数料が掛かります。
例えば、3万円の商品を年率12.25%の3回払いで支払った場合又は年率15%の月々1万円リボ払いで支払った場合はそれぞれ以下の通り金利が掛かります。

分割払い
(3回払い、年率:12.25%)
リボ払い
(月々1万円、年率:15%)
元金 金利 元金 金利
1か月目 9,898 306 10,000 375
2か月目 10,000 204 10,000 250
3か月目 10,102 102 10,000 125
最終支払額 30,000 612 30,000 750
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日本クレジット協会の公式サイトで簡単に手数料のシミュレーションが行えるので、分割をお考えの場合はどのくらいの手数料が掛かるのかをあらかじめチェックしておくと良いでしょう。 参考サイト 日本クレジット協会|手数料計算のシミュレーション

換金率は自由に決めることができる

「金利」は法律によって上限が定められておりますが、売買の「代金」「手数料」には法律上の定めは無く、両者の合意によって自由に定めることができます。
前述した通りクレジットカード現金化は売買契約にあたりますので、極端な話10万円で購入した物を5万円で購入しても法律違反とはなりません。(ただし、どちらか一方に著しく不利な契約は無効となる可能性があります)
さらに、古物営業許可は比較的簡単に取得できてしまうため、60%ないしは70%といった非常に低い換金率でサービスを提供する悪徳業者も少なくありません。
また、消費税と称して10%上乗せする・振込手数料や深夜料金といった名目で手数料を上乗せする等も悪徳業者で多くみられる手口です。
必ず振込総額を確認し、心から納得できた場合にのみ利用するようにしてください。

必ず相見積りを取る

必ず相見積もりを取る

クレジットカード現金化の最も大きなメリットはやはり振込スピードに優れている点。
早ければ10分前後で振込までが完了することもあり、急に現金が必要となってしまった際に大変役立つ金融サービスと言えます。
しかしながら、如何に急ぎであっても損をしない・悪徳業者に騙されないために3社ほどピックアップした上で振込金額の見積りを取ることを強くおすすめします。
取り扱っている商品は日によって異なり、延いては換金率も日々変動し、優良業者・優良店であっても換金率に5~10%の差が生じる可能性があるためです。
相見積りによって換金率を上げてくれることもありますので、ぜひ試してみてください。

後日支払う必要があることを忘れずに

繰り返しになりますが、ショッピングで利用した分はクレジットカード会社から後日請求されますので、必ず支払える見込みが立っているときにのみ利用するようにしましょう。
また、繰り返しの利用は支払いを先延ばしにしているだけであり、根本的な解決にはなりません。
クレジットカード現金化で生活の立て直しが難しいと判断した場合は、必ず然るべき機関に相談するようにしてください。

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生活困窮者自立支援制度は、文字通り様々な理由で生活に困窮している方(家族の介護が原因で仕事ができない状況にある、働きたいが仕事が見つからない、再就職中だが雇用保険が終了した等)のサポート・支援を行う制度です。 参考サイト 政府広報オンライン|生活困窮者自立支援制度 過度な利用は絶対に避け、スポットでのご利用や無理のない範囲でのご利用に留めてくださいますよう何卒よろしくお願いいたします。